八清は1956年に創業し、60年以上にわたり京都の不動産業界で実績を積み上げてきました。特に京町家の販売においては、リノベーションを通じて古い建物を現代的に再生し、京都の景観を守る取り組みが評価されています。
八清は「リ・ストック住宅」など独自のプロジェクトを展開し、安全性と快適さを追求しながらも、文化と伝統を重視した住まい作りを行っています。また、京町家の販売には新しい価値を見出し、従来とは異なる新たな客層に反響を呼び、ビジネスモデルとして定着させています。
さらに、八清では、物件の価値を最大限に引き出し、地域や買主にとって最適な売却方法を提案するなど、トータルサポートを提供しています。
60年を超える実績と歴史を持つ八清
八清は、地元である京都に根差した不動産取引のサポートだけでなく、時代に合わせた柔軟なサービスの展開により、常に進化し続けている不動産会社です。八清の歴史とその魅力を詳しく見ていきましょう。
◇京都で長く愛される八清
八清は1956年に創業し、60年以上にわたり京都の街並みの変遷を見守りながら、不動産業に従事してきました。これまでに販売した物件は総数4000軒を超え、京町家の販売実績も600軒以上に及びます。
現在では、京町家をはじめとする中古建物の魅力を守りながら、リノベーションを通じて古家や空き家を再生・販売する事業を展開しています。単なる再生にとどまらず、地域の風景や文化に調和する活用方法を模索し、京都の街並みを未来へ受け継ぐ取り組みに注力しています。
これらの活動が高く評価され、経済産業省の「先進的なリフォーム業者表彰」をはじめとする多くの賞を受賞してきました。
◇住宅建設から中古住宅の再生販売へ
八清は、平成のバブル期頃までは建売・注文住宅を主力事業としていましたが、2000年頃に中古住宅の改装を手掛けたことを機に事業の方向性を転換しました。
2000年代以降、中古住宅の再生販売を中心に据え、特に京都の町並みを象徴する京町家を対象に、建物の躯体構造を見直し、デザイン性を高めたリノベーションを手掛けています。
また、全国的に問題となっている空き家の増加に対し、住宅のみならず多目的な用途での再生活用を提案するなど、社会課題の解決にも寄与しています。さらに、空き家の多い路地の再生や、現行の建築制度を活用した新築分譲にも取り組んでいます。
1999年には、独自の商品「リ・ストック住宅」を開発。安心・安全・快適を追求し、5つの基準をクリアした価値ある財産として再生された住宅を提供しました。
これらの取り組みは、環境に配慮した住まいづくりの一環として、循環型社会の構築に寄与し、「リ・ストック制震工法」などの先進的な技術を展開してきました。現在、リ・ストック住宅の販売は終了していますが、その思想と技術は八清の住宅づくりの基盤として受け継がれています。
八清の京町家販売に踏み切った理由と反響
八清が京町家の販売に踏み切った背景には、京都の伝統的な景観を守るという強い思いがあります。古き良き京町家を現代の生活に適した形で再生し、新たな価値を見出すことで、多くの人々にその魅力を再発見してもらいたいという願いが込められています。
◇京町家販売の思わぬ反響
八清は、京町家の改修に卓越した技術を持つプロフェッショナル集団として、独自の付加価値を加えた家づくりを得意としています。
その契機となったのは、かつて新築として販売予定だった物件が法規制により新築として売れないと判明し、リノベーションを施して販売したことでした。この試みが予想以上の反響を得たことが、中古物件への本格的な取り組みのきっかけとなりました。
1999年には「リ・ストック住宅」というブランドを立ち上げ、安心・安全・快適を追求しながら厳格な基準をクリアした中古物件を、新築の約4分の3の価格で提供します。これにより、質の高い住まいを手頃な価格で提供する仕組みを確立しました。
さらに、京町家を販売した際には、従来とは異なる新しい客層から大きな反響を得ました。この経験をきっかけに、「リ・ストック住宅」に京町家の要素を取り入れる発想が生まれ、現在の京町家販売に特化したビジネスモデルへと進化しました。
◇京都の美しい街並みを残したい
八清では、京町家は京都の象徴ともいえる存在だと考えています。しかし、近年その数は減少し、駐車場などに姿を変えることが多くなっています。そこで八清は、不動産会社として京町家を住みやすくリノベーションし、新たな住人に引き継ぐことで、京都の景観を守る一助となっていると考えました。
リノベーションが人気を博している今だからこそ、一過性のブームに終わらせるのではなく、京町家をどのように維持し、その魅力を未来へ育てていく取り組みを続けています。
八清の不動産売却における強み
八清では、60年以上にわたる歴史の中で培った経験と実績をもとに、京町家や古家などの不動産売却を成功させてきました。その理由には、独自の物件価値を最大限に引き出し、地域や買主にとって最適な形で売却をサポートしていることが挙げられます。
◇売却から運用までトータルサポート
八清では、京都の地域事情をはじめ、不動産や伝統建築、ファイナンス、相続・税金対策からアフターケア、管理、投資・賃貸運営まで、多岐にわたる利活用の相談が一度に可能です。
幅広い専門知識を持つスタッフが、顧客のさまざまな悩みに寄り添い、解決に導きます。さらに、担当プロデューサーが最初から最後まで一貫して対応するため、途中で担当者が変わる心配はありません。情報共有の不備や方針の変更によるトラブルもなく、スムーズかつ安心して売却活動を任せられます。
◇京町家など古い建物も適正に査定
八清では、「京町家」「古民家」「洋館」「レトロな家」など、古い建物を残すことを前提にした独自の不動産査定を行っています。新築分譲業者が評価しない古い建物の価値を反映し、壊さずに活用する形での売却をサポートし、一般的な新築重視の査定よりも高い評価額を提示することが可能です。
査定の際には必ず現地を内覧し、築年数が経過した建物でも意匠や芸術的価値といった付加価値を評価の対象とします。これにより、築年数や市場動向を考慮した一般的な査定だけでは捉えきれない価値を見出すことができます。
このような評価を行うには、不動産の専門知識と京町家に関する深い見識の両方が求められます。八清は、これら二つの能力を兼ね備えた、京都でも希少な買取業者として、多くの顧客に選ばれています。
リピーターも?物件に付加価値を設ける八清の評判
八清は、物件に独自の付加価値を加えることで、顧客から高い評価を得ています。。この取り組みが、リピーターを生む要因となっており、多くの顧客に支持される理由となっています。
◇リフォームも得意な不動産だからこその強み
八清の強みは、不動産会社としての機能に加え、物件のデザインや建築にも積極的に関わることができる点です。多くの不動産会社が建築部門を持っていますが、自社内でデザインから販売まで一貫して行えることは大きな強みと言えます。
八清では、単に新築のようなスペックを追求するのではなく、京都の個性を生かし、建物の「味わい」や「情緒」、「居心地」といった価値を重視しています。
例えば、現代のライフスタイルに合わせつつも、文化と伝統を表現する宿泊施設や地域活性化を目指したシェアハウスなど、他にはない付加価値をつける家づくりを得意としています。
◇高い評価を受けるストイックなこだわり
八清には企画と営業を兼任する男性スタッフが在籍しており、彼の和の表現に独特のセンスが社内外で高く評価されています。彼が手掛けた「かくれ家」は、物件を仕入れてから1年後に販売が決まりました。この物件は比較的早く売れたほうで、八清では一般的に、仕入れから販売までおおよそ1年半のサイクルで物件を取り扱っています。
彼は「同じものを作り続けると、お客様も飽きてしまう」と考えています。そのため、八清では物件を「ショールーム」として捉え、個別に創り上げています。また、彼がオープンハウスで案内する際には、必ず顧客にその物件の特徴を伝え、八清ならではの新しい価値を感じてもらえるよう心掛けています。
◇八清の評判は?
八清の評判や口コミなどは、ネット上に掲載されていませんでした。
しかしながら、一般的な不動産業者に京町家を売却するよりも、京町家の取り扱いに特化した業者に依頼することで、より専門的で細やかなサービスを受けることができます。ここでは京都で信頼できる不動産会社をご紹介します。
レ・コネクション
株式会社レ・コネクションは、不動産の売買・仲介をはじめ、建築・企画設計デザイン、さらには宿泊施設や飲食施設の運営マネジメントまで、幅広いサービスをトータルで提供しています。
特に、歴史的な京都の街並みの保存と継承に貢献する事業として、100年以上の歴史を持つ京町家の改装を行い、一棟貸しの宿泊施設として再生する取り組みを積極的に進めています。
設計デザインから施工、管理運営に至るまで一貫して対応でき、地域に根ざした建築やデザインの企画から、商業施設や宿泊施設の運営まで一貫してサポートし、土地や建物の価値を最大限に引き出しています。
他には、顧客のニーズに応じた資産運用やプロジェクト全体のマネジメントにも対応可能です。
京町家買取本舗
京町家買取本舗は、古き良き京建築を未来に残したいという思いから、京町家、借家、古民家、長屋、再建築不可物件などの住宅の買取を手掛けています。
京都にあるさまざまな町家物件を探しており、立地条件が悪く再建築不可となった京町家や、不動産としての価値が低下した京町家、老朽化して隣に倒壊の危険がある京町家など、これまでリフォームが難しかった京町家でも積極的に買取しています。
住友不動産販売
住友不動産販売は、全国にある203営業センターの直営ネットワークを活用し、不動産の購入や売却を検討している顧客に対して、マンツーマンでの営業体制を提供しています。
担当者は、買主の募集からアフターフォローまで一貫して対応し、「住み替え」「転勤」「余剰資産の整理」「相続」などによる京町家や古民家の売却にも対応しています。
八清は1956年に創業し、60年以上にわたり京都で不動産業を営んできた歴史ある企業です。特に京町家の販売に注力しており、リノベーションを通じて古い建物を現代の生活様式に適した形で再生し、京都の美しい景観を守る取り組みが評価されています。
八清は「リ・ストック住宅」というブランドを立ち上げ、品質と安全性を重視した住宅の提供を行い、地域文化と調和した住まい作りを推進しています。また、京町家の販売においては新たな価値を創出し、従来とは異なる客層から大きな反響を得ており、このアプローチは独自のビジネスモデルとして確立されました。
さらに、八清は不動産の査定や販売をトータルでサポートしており、地域事情や建物の価値を最大限に引き出す提案を行っています。顧客のニーズに合わせ、適正な価格での売却や再生をサポートしており、地域に根ざした専門知識を活かしたサービスを提供しています。
京町家の取り扱いに特化した他の企業として、株式会社レ・コネクションがあります。同社は不動産の売買から建築設計、宿泊施設や飲食施設の運営まで幅広い事業を展開し、特に歴史的な京都の街並みの保存と継承に貢献する事業に力を入れています。また、京町家の改装を進め、一棟貸しの宿泊施設として再生する取り組みを積極的に行っています。
京町家買取本舗は、古き良き京建築を未来に残したいという思いから、京町家や古民家の買取を行っています。再建築不可物件や老朽化が進んだ物件も積極的に買取し、リフォームが難しい物件でも新たな価値を見出しています。
住友不動産販売は、全国に広がる営業ネットワークを活用し、不動産の購入や売却をサポートしています。特に京町家や古民家の売却に対応し、相続や転勤などに伴う不動産の取り扱いに精通しており、一貫した営業体制で顧客のニーズに応えています。
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